旅行添乗員の仕事を3年間経験した時の体験談|添乗員の現実やなり方など

こんにちは!SHINです!

もうすぐ夏休みですね~。お子さんとどこに遊びに行こうか考え中の方も多いのではないでしょうか?

ドライブで一泊旅行に行く方、バスツアー、飛行機ツアー、海外ツアー、選択肢は無限大です!

そんな中、ツアーにつきものなのがツアーコンダクター、別名「旅行添乗員」です。

旅行に同行して色々雑用はするものの、3食ついてて一緒に旅行できて、「便乗員」とも揶揄される皮肉な職業ですが、実情は結構大変なんです…。

というのも、実は20台前半、添乗員をしていた時期があるんですよね。

足かけ3年、すったもんだがありました…。

今回はそんな添乗員時代の記憶をさかのぼりながら、添乗員の実態について赤裸々にお伝えしたいと思います!

これを知っておけばツアーに行った時に添乗員から「このお客さんは知ってるな」と思われますよ!

※今回の内容は2000年代前半の頃の情報です。かつ筆者は国内添乗しか経験しておりません。情報の活用は自己責任にてお願い致します。m(__)m




添乗員にはどうやってなる?

添乗員になるには2つの方法があります。

①旅行会社に就職する
②添乗員派遣会社に就職する

番外編として「旅行会社を作る」というのもありますが、これは限られた一部の方しか実行できないですし、筆者も経験しておりませんので割愛させていただきます♬

旅行会社に就職する

一般的に想像されやすいのが、「旅行会社に就職⇒添乗員として旅行行きまくりだウェ~イ」というパターンですが、現実はそう甘くありません。

旅行会社にとって大切なのは、仕事の確保です。なので、求められるのは旅行契約を取ってくる「営業」です。

そして、小さな旅行会社では営業が添乗員も兼務します。つまり、「ねーねー社長、一緒に旅行行きましょうよ~」とおねだりして、一緒に行くわけです。

旅行に行ったら社長はハメを外して無理難題をふっかけてきます。

「やっぱりあそこに行くのやめてあっちにしない」とか、「ちょっとおしっこもれそう。どっか停まって」とか言い出すわけです。

旅行会社に就職するのは一見安定してそうですが、それ相応のストレスもあります。

添乗員派遣会社に就職する

上記のような理由で旅行会社は「契約が取れる」社員が欲しいわけです。そして、「契約が取れる社員」にはとにかく契約を取る事に集中してほしいですよね。そうすると添乗は誰か他の人にやってほしい。そうして生まれたのが「添乗員派遣会社」です。

添乗員派遣会社は純粋に「添乗サービス」を提供できる人員の確保と派遣が仕事です。旅行の契約をとる必要はありません。旅行会社の営業がとってきた仕事を円滑にこなすのが仕事です。

こうした「添乗業務のみをこなす人員」を業界用語で「プロ添乗員」略して「プロ添(プロテン)」と呼びます。

ちなみにプロテインは筋肉の成長を補助するサプリメントです。

どーでもいいですね。

こうした「添乗員派遣会社」は大小様々な会社がありますが、やはり大手の方が安心です。

筆者が最初に登録していたのは中堅くらいでしたが、冬は仕事がなくてスキー場に派遣されたりしてました。

まぁそれはそれで楽しかったのでいいんですが。

最大手の旅行綜研さんなんかは福利厚生もしっかりしてていいようですね。

仕事先で旅行綜研の添乗員さんと知り合って色々聞いて、筆者が働いていた所にくらべてかなり条件が良かったので愕然とした事があります…。

詳しい説明会も開催されてますので、これから添乗員を目指すという方は選択肢の一つにするのをおススメします。

旅行綜研さんの添乗員募集ページはこちら

添乗員の資格

世の中には資格がないとできない仕事とそうでない仕事があります。

では添乗員はどうなのかというと「募集型」に関しては資格がないと添乗できません。

「募集型」というのが要は「このツアー行きませんか、おひとり○○万円で、○○名様以上集まったら催行しますよ!」というやつです。

「社員旅行行こうぜ!」的な貸し切り旅行に添乗する分には資格はいりません。

この資格は「旅程管理主任者」と言って、指定講習を受ければほぼ誰でももらえます。当時は結構ゆるくて、筆者は前日朝まで友達と飲んでて講義中うつらうつらしてましたが合格しました。

「TCSA 一般社団法人日本添乗サービス協会」というのがこうした講習を開催していますが、「国内限定」の旅程管理主任者で2日間、海外も行ける「一般旅程管理主任者」で3日間の講習があります。

ちなみに受講料について「TCSA 一般社団法人日本添乗サービス協会」で調べてみたところ、下記のような内容でした。

国内旅程管理 26,000円 総合旅程管理 36,000円(語学教本無)、38,400円(語学教本有) 国内から総合(国内旅程管理研修修了者もしくは平成7年以前の旅行業務取扱主任者試験に合格した方が総合を受講する場合)20,000円(語学教本無)、22,400円(語学教本有)
※各受講料金には「基礎教本代」を含みます。

要は「本つきでこの値段でっせ、ランクアップならちょっと割安になりまっせ」という事です。

この受講料は基本的には本人負担です。現在どうなのかはわかりませんが、少なくとも当時は面接の時にそれを言われて、受講する覚悟を決めた者だけが添乗員になる切符を手にする事ができます。

一種の踏み絵ですね。

この資格を取得したら実地研修を受けて、晴れて添乗員デビューとなります。

資格を取得してから添乗員デビューするまで

晴れて合格したら、実地研修するわけですが、筆者が受けた実地研修は1泊2日のツアー一本だけでした。

その後いきなり本番デビュー。

今となっては笑えますが、当時はシャレにならないプレッシャーでした。

だって考えてみてください。40人くらいの団体を引き連れて、不満の出ないように席割したり各観光地での時間配分を決めて、飛行機に乗り遅れる事の無いように進めていかないといけないわけです。

初めての仕事の時は前日2時か3時くらいまで翌日やることの予習とシミュレーションをしてました。

しかもツアー最中も毎日そんな感じでした。バスの中でもその後やる事を何度も確認してましたし、ホテルに着いて仕事を終えてからも2時~3時までは予習とシミュレーションをしてました。

最初の仕事が無事終わった時の達成感と安心感は今でも覚えてますね。優しくフォローしてくれたガイドさんとドライバーさんの顔も覚えています。

添乗員の仕事の実態

資格をとってから実地研修を受けて、晴れて添乗員デビューをするわけですが、まずはここでプロ添乗員の仕事の実態についてお伝えします。

まず、派遣会社には旅行会社から仕事を受けて、それを各添乗員に割り振る「アサイナー」と呼ばれる役割の人がいます。

小さな派遣会社なら所長が兼任している場合もありますが、大手旅行会社の子会社なら専門のアサイナーがいます。

余談ですが、アサイナーも人間なので、仲良くしておく方が得です。仲良くしておくと自分が行きたいツアーに行かせてくれたりしますし、嫌われると誰も行きたがらない厄介な案件を回されやすくなります。

ま、それはいいとして、仕事が回ってきたら、前日にその旅行会社に出向いて打ち合わせをします。

打ち合わせ

名目は「打ち合わせ」ですが、担当の営業さんと顔を合わせて打ち合わせをする事はほとんどありません。

必要な書類一式と「添乗準備金」を受け取り、内容を把握して後は添乗員の仕事です。どうしても不明な点は担当者に聞きますが、あまりそういう機会はありませんでした。

書類を受けとったら最初にやるのはツアー行程の理解です。

ツアー行程の理解

これには「前回日報」という「そのツアーにすでに添乗した人の日報」を利用します。

「添乗日報」については後でまた書きますが、添乗員はその日どこに行ったのかや、トラブルの有無について日報を記入する必要があります。

日報にはどこに何時に行って何時に出発したかも書くので、初めて行く人にはとても参考になります。

ではツアーそのものに初めて行く人はどうするのかと疑問に思われるかもしれませんが、そういうのは超ベテランかツアー企画者本人の役割です。

まぁ添乗員経験数年程度ではそうした機会はまずありません。

ツアーの行程をだいたい理解したら、次は各施設への予約の確認を行います。

予約の確認

営業が予約を入れてはいますが、うっかり入れ忘れや受け入れ施設であるホテルやレストランのミスで予約もれの場合もあるので、そのツアーで行く店は全て確認をとります。

ま、予約もれというのは添乗員3年やってて一度もありませんでしたが、万が一にももれていたらどえらいことになるので仕方ないですね。ホテルとれてませんでした~で全員車中泊だなんて今でも想像するだけでゾッとします。

ちなみにこの時点でホテルには参加者名簿をファックスします。ホテルはこういう情報を把握してないといけないみたいなんで。

また、ホテルはこの名簿を元に部屋の確保を行います。

対客電話

受け入れ施設の確認が終わったら、今度はツアー参加者への確認の電話です。

代表者のみですが、一件一件電話をして、「○○旅行会社のSHINです。明日からの○○半島縦断スペシャルにご参加いただきありがとうございます。明日の集合は○○時に○○空港〇番ロビーです。」などと重要事項の確認と、旅行中の注意点、雨が降りそうなので雨具を持ってきてくださいとか、寒くなりそうなので上着を持ってきてくださいとか言うわけです。

これはお客様へのご挨拶という側面もありますが、まれに日付を間違えている方もいるので、「当日来るはずの人が来ない」という状況を防ぐ意味合いが強いです。

この「当日来るはずの人が来ない」というのは業界用語で「ノーショウ」というのですが添乗員にとっては非常に厄介で、当日そのお客さんに電話したり、会社に報告したり、全施設に減員連絡をしたりしないといけません。

ちなみに逆に「予定になかった人が来る」事を「ゴーショウ」と言い、これはこれで厄介です。

ま、そうそうある事ではなく、筆者は一度も経験しませんでしたが。

そして新人にとっては「対客電話」は結構大変です。お客さんは添乗員は全てプロだと思っているので、旅行に関する事は何でも聞いてきます。まぁそれに答えられればいいんですけど、経験の浅い新人は挨拶するのがやっとです。

でも経験を積んだベテラン添乗員ならある程度の事には答えられますし、わからない事も「当日までにお調べしておきますね」という対応もできます。

当時はインターネットも今ほど普及してなかったんで調べるのも大変でしたが、ある程度経験を積んでくると調べ方もノウハウができてくるので、だいたい何とかなってました。

備品の準備

打ち合わせ、対客電話が終わったら、必要な備品の準備です。

バスの座席表、ツアーバッジ、ホテルの部屋割カードなどを準備します。

これも忘れたり数が足りないと地味に苦労しますので、必須です。

ツアー当日

さぁ、いざツアー当日です。

遅刻は厳禁

基本的に「遅刻」は社会人としてNGですが、添乗員ではその厳禁度合いが違います。

なぜなら添乗員が来ないとツアーが始まらないからです。

航空券や宿泊に必要な書類は全て添乗員が持っていますし、バスツアーでもお客さんはどのバスに乗ればいいかもわかりません。

数分の遅刻でも大ごとですが、飛行機の出発時刻に間に合わずツアー自体が中止になったとかなったら地獄です。

お客様は楽しみにしていた旅行に行けなくなるし、旅行会社は信用も失い、多額の損害を受けます。

もちろん遅刻した添乗員の信用・評価は地に落ち、その旅行会社の仕事は少なくとも数年はできなくなるでしょう。

場合によっては添乗員自体をやめざるをえません。というかそれでも続けられる添乗員の方が少ないでしょう。

筆者は経験した事がありませんが、もし経験したらと思うと身の毛がよだつほどにゾッとしますし、たぶんそれ以上続けられなかったと思います。

席割り

どんな乗り物でツアーをスタートするにしろ、席割りは添乗員の重要な仕事の一つです。

これが結構悩ましい問題で、全員が満足する席割をする事は不可能です。

飛行機なら窓際の席、バスなら前列を希望する方が多いのですが、それはみんな同じです。

なので、まるでパズルのようにあーでもない、こーでもないと悩みながら席割を作ってるんです。

飛行機の場合

飛行機で席割をする際には、航空会社からざっくりとした席を渡されるので、それを元に席割を決めます。

「20から25列目までの並び全てと26列目のAからC」といった感じです。

これも大抵の方は窓際を希望されますが、全員を満足させる事は不可能です。

なので往路か復路のどちらかで、グループに一度は窓際席が確保できるように席割を行います。

対客電話の時に窓際を希望される方もいらっしゃいますが、同じ事を伝えます。

ご希望に沿いたいのはやまやまですが、ツアーは平等でないとクレームが出ます。

ちなみに、添乗員はお客様とは一緒のあたりには座りません。

最初の団体シートで不要な一席を「前方通路側」に変更してもらいます。

理由は、添乗員は先に降りて現地のバスガイドさんなどの現地スタッフと簡単な打ち合わせをする必要があるからです。

決して一人でゆっくりしたいからではありませんので、誤解されませんように。

バスの場合

バスの席割で気をつかうのが席の列の割り振りです。

皆さん前を希望されますが、先ほども言ったようにツアーは平等じゃないと不満が出ます。

なので3日間のツアーだったら、前、中、後ろとローテーションする事で平等になるようにします。

よくあるのが「酔いやすいので前列でお願いできませんか」という申し出ですが、はっきり言って困ります。

それを受け入れて毎回前列を確保すれば確実に他の参加者の方から不満が出ます。

なので、筆者の場合は「そうなんですね、でも前列は皆さん希望されますので、毎回前列をご用意する事はできません。それよりバスの構造上真ん中あたりが一番揺れなくて実は酔いにくいので真ん中あたりなら毎日確保できるのでいかがですか?」と提案していました。

これは嘘ではなく、バスは前輪後輪にそれぞれサスペンションがついているので、タイヤの上である前列後列のほうが揺れが大きく酔いやすいと言われています。

これでほとんどの方は納得、というかあきらめていました。

まぁこういう希望は伝えてもその通りにしてもらえる事は少ないでしょうし、添乗員を困らせるだけなので言わない方が吉です。

受付

席割が終わったらいざ現地で受付です。

「~社の~ツアーに参加する方はこちらにお集まりください」というやつです。

大きな空港だと専用のデスクがあったりしますが、地方空港ではそんなものはなく、自分で旗を持って立ったままクリップボードにはさんだ「参加者リスト」を元に受付を行います。

受付ではまずは自分が挨拶してからお客様の名前を伺い、名簿と一致しているか確認します。

たまにツアーを間違ってくる方がいらっしゃるので、これは重要です。

参加者であることが確認できたら、バスツアーならバスの座席、飛行機や船、電車なら席割したチケットをお渡しします。

この受付でどこまでお話しするかは添乗員次第ですが、飛行機の場合は現地空港についてからの事も話しておかないと迷子が出ます。

いざ、現地へ

現地に着いたら大体の場合バスで移動します。バスツアーならずっとバスですね。

なので、バスが走り始めたら最初に添乗員から挨拶します。

ツアー参加へのお礼、自分の名前、ツアーの注意点(時間厳守・バス内禁煙など)行程の簡単な説明をして、バスガイドさんにマイクを交代します。

ここでユーモアのある挨拶をして笑いの一つも取ればなかなかいいムードになるのですが、最初はそこまで余裕がありません。なのでムード作りはガイドさんにお任せする事になるのですが、まぁ当たり外れがあります。まぁバスガイドさんから見ても添乗員の当たり外れはあったと思いますが。

バスで色々観光地を巡っている間は、添乗員の仕事は次に行く施設への連絡と、入場手続きなどの庶務です。

施設へは、その前の立ち寄り場所から連絡します。

「今○○にいて、○○時に出発するので、○○時に到着できそうです」といった具合です。

これによって施設はちょうどよい時刻に受け入れ準備を整える事ができます。

これは食事では特に重要で、連絡をしないと到着してから慌てて準備する事になるのでツアーの行程が狂ってしまいます。

ちなみに当時はテレホンカードで公衆電話からかけるのが主流だったんですが、今はスマホでかけてる人が多そうですね。

観光施設への入場手続きは、施設によって方法が違います。旅行会社と契約ができてて後で請求書を送るタイプだと楽ですが、そうでない場合も多いです。

なので施設に到着したらバスガイドさんに誘導を任せて、添乗員は施設で入場の受付をします。

団体専用の入り口があって、まとめて人数だけ数えて清算という場合もありますし、人数分のチケットを渡されて添乗員が配る場合もあります。

いずれにしても、これをいかにスムーズにこなすかも添乗員の力量です。

初めて行く施設は不安ですが、慣れてくると前回日報を見たり、すでに行った事のある添乗員に聞いたり、現地に着く前にガイドさんに聞いたりできるのでそう迷う事はありません。

ホテル到着!

ホテルに着く前には、他の施設と同じように「○○時に到着します」という連絡をしておきます。

そしてその時に部屋割りを聞いておき、お客様の名前と部屋番号を書いた「部屋割りカード」を作っておきます。

これはホテル到着前にバス内で締めの挨拶をして、その時に配っておきます。

これによってホテルについてからもスムーズにチェックインできます。

お部屋回り

今はどうかはわかりませんが、当時はチェックインしたあと添乗員が「何か不便はないですか?」と全てのお部屋を回っていました。

ただ、筆者は最初の方はやってましたがしばらくしたらやめてしまいました。

自分だったらゆっくりしてるところに来られても迷惑だし、不便があったら自分でフロントに連絡するし、と思ったからです。

それにツアーの場合だいたい夕食がついててそこで顔を合わせますしね。

これは英断だったと思ってます。

夕食

夕食は、基本的には添乗員も同席します。

ホテルによっては部屋番号毎に席割をしてくれている場合もありますが、人数毎に分けているだけの場合もあるので、その場合は添乗員が席に案内します。

そういえばさっき書いてなかったですけど、昼食の席割も施設によっては長ーいテーブルに「ここからここまでどうぞ!」っていう場合もあります。

偶数グループばかりならいいんですが、奇数グループがいたらこれは結構頭を使います。下手に座られてしまうとグループが離れ離れになってしまうので。

まぁめったにあることではないですが、食事施設に着いて食事会場を見てそのパターンだと、頭の中で「おいおいウソだろ」とつぶやいて、まずは奇数グループの席を確保してから大声でお客様に案内して、こなします。

まぁピッタリはまったら達成感があって楽しいんですけどね。リアルテトリスみたいで。

少し話がそれましたが、夕食ではなるべくお客さんとコミュニケーションを取ります。

できれば「当たりの添乗員だった」と思ってもらいたいですし、クレームを事前に防止するという意味もあります。

お風呂チェック

ツアーではだいたい温泉付きのところが多いので、添乗員も入ります。

ただ、普通にのんびりするだけではありません。

日報にはお風呂についても書かないといけないので、露天風呂の有無などもチェックします。

お客さんと会う事も多いので、そういう時は裸の付き合いですね。

それが嫌で夜中に入るという添乗員もいましたが、筆者はさっさと風呂入って寝たいと思ってたので夕食が終わったらすぐ風呂に行ってました。

夕食前に風呂を済ませている方が多いので、割とお客さんに会う事は少なかったですね。

朝食

ツアーは日中の観光時間が大事なので、早く出発するために朝食も早いです。6時くらいに始まります。

当然、添乗員は10分から15分前にスタンバイするので、遅くとも5時には起きています。

バイキングだとスタンバイしなくていいんで楽なんですけどね。

前日「さっさと風呂入って寝たい」というのは、これが原因です。

朝食後、だいたい8時までには出発しますが、それまでの間部屋に帰る添乗員もいますが、筆者は面倒だったので朝食会場に行くときにすでに荷物はまとめておき、朝食後はロビーで新聞を読んでました。

ホテル出発

出発時に要注意なのは、忘れ物です。

前日の夜にも忘れ物に注意するようには言うのですが、それでも忘れ物をする人はいます。

そして困るのがホテルの備品を間違えて持って帰ってしまう方。

一度なんてテレビのリモコンを間違えて持って帰ってしまった方もいましたからね。聞いたところ携帯電話と間違えてしまったそうです…。

鍵の返し忘れも多いので出発時にはしつこいくらいに確認します。

ツアーの終わり

最後のホテルを出発したら、いよいよツアー最終日です。

バスツアー以外では、「最後の乗り物に乗せる」という重大な役目があります。

たいていの場合飛行機ですが、「間に合わない」という事だけは避けなくてはいけません。

なので、空港には2時間前には着けるように、余裕を持って行程を管理します。

そして!空港に向かうバスの中で、最後にお客さんに「アンケート」を書いてもらいます!

これは結構大事です。後でツアー担当者に渡るので。

ツアー内容、添乗員、バスガイドなどについて、5段階くらいの評価とコメント欄があります。

筆者は運よくあまり悪い事を書かれた事はありませんが、全くないわけではありません。

キツイ事を書かれていると凹みますね…。

アンケートが終わったら、バスの中で最後のご挨拶。

その後も一緒に飛行機には乗りますが、空港で皆さんに集まってもらって、大声であいさつするのはちょっといただけないので、バスの中で行います。

そして空港についたら航空券をみなさんに配って、後は到着地で皆さんが無事に手荷物受取を終えたのを確認してツアーは終了です。

ただ、その後の報告・清算が終了して、ようやく添乗業務は終了します。

報告・清算

ツアーから帰ってくるのは夕方以降が多いので、翌日旅行会社に出向いて報告と清算です。

といっても、事前に日報報告書と清算書は記入しておくので、それをツアー担当者に渡すだけです。

何かトラブルがあれば色々聞かれる事がありますが、無ければ「お疲れ様でした」と言われて終了です。

そして、タイミングよく次の仕事が入っていれば、清算後そのまま次のツアーの打ち合わせで添乗が繰り返されます。

添乗員に向いている人、向いていない人

添乗員になりたいという人は、やっぱり旅行が好きという方がほとんどです。

ただ、それだけでは不十分です。

団体を引き連れてツアーを円滑に進める必要があるので、統率力が求められます。

添乗員は別名ツアーコンダクターとも呼ばれますので、コンダクト(指揮)力が必要という事です。

そして、最も大切なのがホスピタリティ、サービス精神です。

ツアー中はお客様から色んな要望があり、それこそ24時間体制です。

それが苦痛に感じるようなら添乗員を続けるのは難しいのではないかと思います。

それも含めてお客様との旅行を楽しめる方が向いているんじゃないかと思います。

あと、経験を積めば高給を得る事も可能ですが、最初はあまり期待しない方がいいですね。

大手旅行会社の子会社に入れば多少はマシですが、筆者が最初に添乗員の仕事をしていた時は日給5000円くらいでした。

しかもこれは添乗に行った日だけです。打ち合わせ、清算の日は給与は出ませんでした。

(大手旅行会社の子会社時代は少しは出ていましたが)

なのでフルで働いても月の手取りは10万円以下…。

当時働いていた仲間は筆者も含めてほぼ実家住まいでした。

まぁほとんど家にはいないので家借りるのももったいないというのもありましたが。

ただ、それだけ薄給でも、意外とお金は貯まってました。

三食宿付きで仕事づけなので、あまりお金を使う事もないんですよね。

実家住まいならなおさらです。

そうした環境も全てひっくるめて添乗員という仕事を好きになれるなら、添乗員という仕事はとても魅力的だと思います。

旅行綜研さんの添乗員募集ページはこちら

まとめ

いかがだったでしょうか?

意外と知られていない添乗員の実態について、思い出すままに書いてみたのですが、今後のツアーに役立てていただいたり、これから添乗員を目指す方の参考になれば幸いです。

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